●「ケアカルテにしたい!」職員全員の声が導入のきっかけ
ICT化を進めたいとの思いがありましたが、当時導入していたソフトでは限定的な使用しかできてませんでした。
ソフトがありながらほとんどの書類は紙で管理しておりました。
こうした現状に見かねた現場職員から「介護ソフトがあるのに記録がアナログはどうなのか?」と意見が上がっていましたが、解決に至ってませんでした。
北海道で開催されたセミナーで見守りセンサー「眠りスキャン」を見た職員から、眠りスキャンの評価が高まり活用を色々模索しておりました。
そうした勉強会に参加していたときに、偶然にケアカルテを知ったのが始まりです。
その後何度もセミナーに参加しケアカルテや眠りスキャンの知見を深めていきました。
しかし、当時のソフトを使いこなせていなかった、そして今までのデータを打ち直ししたりシステムを習得しなおさなければならない壁がみえてきました。
そうした中、現場職員全員が「使いやすいソフトであればデータを打ち直してでも変えたい!ケアカルテにしたい」と導入を後押ししたのが決め手となり、導入に踏み切りました。
モバイル端末一台で眠りスキャンの睡眠状況のモニタリングや記録入力ができる。
データ連携しているため多様な利用者の状況変化を察知し適切なモニタリングを行えるのも便利です。
●ケアカルテのすごいところは カスタマイズできるところ
基本パッケージ機能でも最低限運用できるのですが、ケアカルテのすごいところはその施設・事業にあったものにカスタマイズしてくれるところです。
数か月に渡りケアコネクトジャパンが稼働から運用、カスタマイズのヒヤリング、試用を繰り返し長生園独自のケアカルテが出来上がりました。帳票も施設独自のフォーマットをそのまま取り込みできたり、入力方法も変更できたりなど多様なニーズにあわせてカスタマイズしてもらえました。
職員も「自分たちが作り上げたソフト」という意識をもって使用しております。
●ケアカルテに期待すること
令和3年度には新築移転を計画しております。
新たに特別養護老人ホームを開設し、ナースコールとの連携も考えてます。
現場のニーズに合った製品開発と、今まで以上に寄り添ったサポート体制を望みます。