Vol. IKAsu IKAsu Vol. TUNAgu

人の形を見つける 予測型見守りセンサー
Neos+Care(ネオスケア)

ノーリツプレシジョン株式会社

CAREKARTEと連携できる機器をご紹介する連携機能シリーズ。
今回は、ノーリツプレシジョンの見守りシステム『Neos+Care(ネオスケア)』をご紹介します。
写真処理機器メーカーだからこそ実現できた、高速で正確な見守りセンサーの秘密をお届けします!

 

要介護者の予兆動作を検知し、モバイル端末に音と映像で通知

ネオスケアは、利用者さんの危険を自動的に検知し、職員さんのモバイル端末に音と映像で通知します。被介護者の転倒・転落に繋がる予兆動作を検知通知することで、早いタイミングでの介助が行えます。

ネオスケアで検知された情報がCAREKARTEに自動的に記録され、介護記録と併せて確認することが可能です。
検知前後の記録と正確な検知情報との関連性を確認できることで、リスク予防に活かすことが可能となります。

 

ネオスケアとケアカルテの連携概要図

ネオスケアとケアカルテの連携概要図

見守りセンサーがたくさんある中、ネオスケアはどういった場面に活用していただけるのか。
今回はノーリツプレシジョンの巽(たつみ)さんに詳しく伺いました。

お話を伺ったノーリツプレシジョン株式会社 巽さん

お話を伺ったノーリツプレシジョン株式会社 巽さん

 

起き上がりや離床をリアルタイムで検知して発報

ーまず、ネオスケアの特徴を教えてください

一般的に見守りセンサーと呼ばれるものはたくさんあると思うのですが、大きく2種類があります。
ひとつは「状態検知センサー」と呼ばれるもので、目に見えない心拍や呼吸などの計測を正確にできるものです。これはマットタイプのセンサーなどが多いと思います。
もうひとつは「行動検知センサー」と呼ばれるもので、目で見える人の動きを検知するタイプのものですね。このセンサーは映像型のものが多く、ネオスケアはこの行動検知センサーになります。
行動検知センサーは転倒や起き上がりなどの動きを正確に検知することに優れているため、
ネオスケアはその精度を上げることでどれだけ現場のお役に立てるかという点にこだわりました。

 

それぞれ得意な領域が違うため、解決できる現場の課題や対象となる利用者さんも異なってくる

それぞれ得意な領域が違うため、解決できる現場の課題や対象となる利用者さんも異なってくる

「人」が「人」を見るのと同じ精度でセンサーが検知できること

ー検知の仕組みにはノーリツプレシジョンならではの独自技術が使われているのでしょうか

元々、我々は写真屋で使われる写真処理機器を製作しているんですが、その機器は「どれだけ速く写真を綺麗に処理できるか」という点を各社で競っているんですが、そうすると「いかに速く正確に人を認識するか」というところに行き着くんですね。
その結果、弊社は画像の中から人を探し出して、高速に検知して分析するというアルゴリズムを開発しました。

ー高速かつ正確に人を検知する仕組みを持っていたということですね

その通りです。このノウハウを駆使して製作したのが『ネオスケア』になります。
我々が自信を持っているのは「風景」や「画像全体」の変化を捉えて発報するのではなく、ちゃんと「人」を認識して、その動きを検知して発報しているというところです。
プライバシー保護のために映像はかなり抽象的にしていますが、どこにどういった状態で利用者さんがいらっしゃるのかは、人の目と同じように認識しています。
やはり「人」を「人」が見るのと同じ精度でセンサーが検知できることで、現場の方も安心できると思っています。

 

シルエットはかなり不鮮明だが、しっかりと人の動きを検知して通知を送ることができる

シルエットはかなり不鮮明だが、しっかりと人の動きを検知して通知を送ることができる

ネオスケアは転倒予防に課題を感じている事業所さまの役に立てる

ーネオスケアはどういった課題をお持ちの事業所さま向けの機器なのでしょうか

先ほど申し上げたように見守りセンサーは大きく2種類あるのですが、ネオスケアが分類される行動検知センサーは、リアルタイムで正確に利用者さんの動きを検知するのが得意なタイプです。
ベッド上で動きがあった時点で検知し、何かが起きる前にかけつけるということが他のセンサーよりも早く行えると思っています。

ネオスケアは、ご自分で起き上がりやお部屋内での移動はできるのですが、転倒のリスクがある利用者さんや、ショートステイなどでADLの状況がまだ把握できていない利用者さんの転倒予防に課題を感じている事業所さまでご使用いただけると、特にお役に立てると考えています。

ー設定や設置、使い勝手はいかがでしょうか

どれだけ設置や設定の手間を簡単にするかというのは、試作品の段階からかなり考慮して改良を重ねており、正直苦労したポイントになります。
まず、職員さんでも設置や付け替えがなるべく簡単にできるよう、本体のサイズも含めて検討しました。現行のバージョンは、お部屋の中で設置する場所を決めて壁に引っ掛ける部品を付けていただければ、付け替えは職員さんでも簡単にできるようになっております。

 

「ここ」に「これ」を「こう」して「こう」

「ここ」に「これ」を「こう」して「こう」

設定は、利用者さんによって検知する項目やレベルの調整が必要だというのが開発の段階でわかり、アプリ側で設定の変更が柔軟にできるような仕組みを目指しました。
だいたい15分程度職員さんにご説明させていただければ、すぐに使い始めていただけていますね。

また、使い勝手の部分で事業所さまに好評なのは、事故が起こった際に、その前後の録画記録を確認いただける機能です。
ドライブレコーダーのように、検知情報の前後の状況をアプリの検知履歴から選択することで動画としてご確認いただけます。
これにより、事故の原因を確認していただき、効果的な再発防止策を考えていただくことが可能になります。

 

アプリから簡単に履歴を選択して、検知情報の前後の自動録画された内容を見ることができる

アプリから簡単に履歴を選択して、検知情報の前後の自動録画された内容を見ることができる

 

ー設置をする場所や使う上で注意が必要なことはありますか

赤外線で検知する仕組みとなっていますので、製品の特性上どうしても直射日光に弱いという課題があります。
お部屋の窓に薄いカーテンを引いていただければ対策することが可能なのですが、導入時にこういった点を事業所さまと話し合って設置場所などを一緒に検討させていただいています。

あとはWi-Fi環境が整備されていることが重要になります。他社さんの製品もそうだと思うのですが、検知情報を正確に送るだけでなく、スマホの画面で状況を確認することも考慮すると事業所全体でのWi-Fi環境の整備が必要となります。
こちらについても、導入時に事業所さまの状況に合わせてどうすればよいかをご提案させていただいております。
こういった部分は一緒に考えさせていただきますので、まずはお気軽にデモンストレーションなどご相談いただければと思います。

映像の中から人を正確に検知してリアルタイムで通知するノーリツプレシジョンの『ネオスケア』。
今回ご紹介したネオスケアとケアカルテを連動することで、検知頻度やケアに入るタイミングの分析に役立てていただいたり、前後のケア記録と合わせてみることで関係性を確認して、さらなるリスク予防に役立てていただくことができます。

事故防止のために見守りセンサーの活用をご検討中の事業所さまは、ぜひご参考にしていただければと思います。

実際に映像で製品を確認したい方は、動画も提供いただきましたのでこちらもご覧いただければと思います!

今回はここまでとなりますが、また別の機会で実際に導入されている事業所さまの声もお届けできればと思いますので、ご期待ください!

 

〈問合せ先〉
ノーリツプレシジョン株式会社
〒640-8550 和歌山市梅原579-1
TEL:073-456-3966
Mail:robotcare.nkw@noritsu.com
担当:巽 敦司

Coverage, editing:CareConnectJapan Hiraoka

『月刊ケアカルテ』へのご意見、ご感想をお寄せください