2号に渡って紹介するCAREKARTEとハナストの最強コラボ。
前編はグループホームでの導入例をお届けしましたが、この最強コラボ、デイサービスでも大活躍しているんです!
後編はスマイル高松公園(デイサービス)で実際に使われている様子をご覧ください!
(前編スマイル住まいる大岩(グループホーム)の記事はこちら)
「話す」だけで、介護の仕事をシンプルに
ハナストは、ただ言葉を文字に起こすツールではありません!
AIが介護記録に関連する言葉だけを読み取り、食事、排泄、入浴はもちろん、合計17種類の介護記録を音声で自動記録。
さらに、ハナストでとった介護記録はケアカルテの中で自由に見れるんです!
ハナストとは
「ハナスト」は、「介護記録に”話す”ことを活かせないか?」という介護現場の声をもとに開発された介護記録AIアプリです。
介護サービス事業所・施設のご利用者名と介助の内容を声に出して発話するだけで、AIが介護記録に関連する言葉だけを読み取り記録化します。
保存された記録は他のスタッフからもすぐに閲覧が可能で、介護を必要としている方々がどれくらいの食事や水分を取ったか、どのような様子だったかを簡単に確認することができます。
「インカム機能」も搭載し、スマホ画面を操作することなく音声のみでスタッフ間の連絡ができるため、介助中に手がふさがっている状態でもインカム等ICT機器としてアプリを利用することができます。
ハナストHPリンク
https://hanasuto.carekarte.jp/
「ハナスト」は使いたいときに
本当に声だけでスタートできる
ーもともと音声入力ソフトについてどのような印象をお持ちでしたか? また、それは「ハナスト」を知って変わりましたか?
介護に関係ない音声入力アプリを使ったことがあったんですけど、言ったことがしっかり反映されなかったり、誤字が多い印象を持ってました。
ハナストは思ってたより誤字が少なくて、使いやすいかもというのが第一印象です。
あと、声を使うスマホのアプリって、ボタンを押してから始まるイメージがあったんですけど、ハナストはアプリを立ち上げておけば使いたいときに本当に声だけでスタートできるので、スムーズに使えるなぁと思いました。
— 導入したことで、働き方や日々の業務にどのような変化がありましたか?
まず、「インカム機能」が便利ですね。
お客さまから目を離さず、その場でスムーズに連絡できるようになったのはすごく大きい変化です。
あと、今までは伝えたいことがあるときは4人いたら4人に声掛けをしに行っていたのですが、ハナストを使うと1回で全員に連絡できるようになったので、かなり時間短縮になってます。
特に浴室など離れた場所との連携がすごく楽になりました。
浴室に届くようにちょっと大きめに声を出したり、だれかが伝えにいったりしなくてよくなりました。(笑)
それから、記録を入れるタイミングも変わりました。
今までは入浴後の片づけが終わってから、思い出してiPadに記録を入れていたんです。
今は片付けながらその場で記録ができるようになりました。
週刊ケアカルテの記事をお読みの方におすすめ!
お互い教え合ってスムーズに使い始められました
— 運用がスタートするまではスムーズに進みましたか?
初日はインカム機能の連絡が終わるタイミングがわからなくて、連絡の音声にいろんな声が入ったりしてしまったんですけど、みんな1週間くらいで慣れてきて、それ以降はそんなに不便はなかったですね。
結構みんな積極的で「これどうやるの?」とか「たぶん、こうじゃない?」とか、お互い教え合ってスムーズに使い始められました。
事前にどういうことができるアプリか説明してもらっていたからですかね。
改めて振り返ってみると手間がかかった印象がほとんどないです。(笑)
ー毎日職員さんは入れ替わると思うんですが、インカムやiPhoneの管理で何かルールはありますか?
iPhoneとインカムをセットにして番号をつけていて、朝それぞれの職員がシフトに書かれている番号のセットをカウンターから持っていきます。
夕方、使い終わった自分のセットを充電器にさして帰るって感じですね。充電しなくても一日もつので、日中は(充電のタイミングは)全然意識してないです。
記録する手段が増えたので「どう使っていくと便利か」をみんなで考えているところ
ーケアカルテとハナストの使い分けはどのようにされていますか?
iPadをフロアのいつでも見える場所に置いて、食事やレクリエーションはチェックシートのように使っているんですよね。誰が記録済みで、誰が記録していないかすぐ見られるように。
なので、食事やレクはiPadのケアカルテで入れて、全員分揃ったらそのまま送信しています。
入浴や排せつの記録は基本ハナストで入れていますね。
ただ、入浴予定ではなかった人が利用されたり、入浴方法に変更があった場合はケアカルテを使っています。
ハナストからケアカルテに連携した後、ケアカルテ側で記録を修正することもありますが、それほど手間はかかっていないですね。
あと、日中のご様子など写真の記録は「ケアカルテ」を使ってます。
iPhoneにはハナストだけではなくケアカルテのアプリも入っているので、写真を撮るときはiPadではなくiPhoneのケアカルテで撮ることも増えました。
iPhoneでケアカルテが使えるようになったことも含めて記録する手段が増えたので「どう使うと便利か」をみんなで考えているところでもありますね。
ー今後期待することや改善してほしいポイントはありますか?
介護の専門用語とか、略語がうまく入らないことがあるので、ここの精度が上がってくれるとうれしいです。
今だと「リハビリパンツ」を「リハパン」と入れたいときに反応しなくてケアカルテに連携する前に直してから連携しています。
※2022/2/5(土) 介護業界用語の精度向上バージョンがリリースされました
それから、ケアカルテで入れられる生活特記や訓練特記などがハナストでも入れられるといいです。結構使ってるんです。
あともう1個だけ!(笑)
連絡中にお客さまから話しかけられることがあるんですが、その会話も連絡に乗っちゃう時があるんですよ。
なので、連絡したいことを言い終わったら終了できる機能が欲しいです。
「連絡終了」とか「以上!」みたいな。(笑)
いかがだったでしょうか!?
前編と後編の2回に渡って、スマイルさんで実際にケアカルテとハナストが活躍している様子をお届けしました!
さらにスマイルさん「外国人スタッフも使えるのかな?」と実際に外国人スタッフさんが音声で記録を入れている様子を動画にまとめてくれました!そちらの動画も掲載させていただきます!
実際にグループホームで使用している様子と導入を決めた担当者、萬田さんのインタビューはこちらをご覧ください!
これからも現場の声を聞いてどんどん進化していく「CAREKARTE」と「ハナスト」の最強コラボ。
今後もバージョンアップ情報をお届けしていく予定ですので、ご期待ください!