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2023年度ICT補助金の活用について

今年、2023年度は介護分野における「補助金のラストイヤー」とされています。すでに全国では公募が始まっていますが、介護システムやインカムなどの導入を検討していて、これから手続きをされる施設さまもいらっしゃるのではないでしょうか。
当記事では、今年度のICT補助金の概要やICT導入支援事業の活用でケアカルテの導入時にコストダウンした事例をコンパクトにご紹介します。
 

2023年度ICT補助金の概要

●ICT導入支援事業(今年度で受付終了)
介護現場におけるICT化促進のために、介護システムやタブレット端末の導入を厚生労働省が国の予算から支援する取り組みです。「ケアカルテ」や「ハナスト」も支援の対象で、すでにケアカルテを導入されている方も活用ができます。
 

●介護ロボット導入支援事業(今年度で受付終了)
移乗介助で使用されるロボットや見守りセンサーなどの導入を厚生労働省が国の予算から支援する取り組みです。「ケアカルテ」では、システムのオプション機能である見守りセンサーとの連携に必要な費用を補助。「ハナスト」では、インカムの導入が通信環境整備費の扱いとなり補助の対象となります。現時点(申請時点)でケアカルテをお使いではない施設さまは支援の対象外です。
 

●大規模修繕の際にあわせて行う介護ロボット・ICTの導入支援(今年度で受付終了)
こちらも厚生労働省が国の予算から支援する取り組みで、ナースコールなどの導入時に必要な設備の大規模修繕を経年劣化等の理由で行う際に補助の対象となる場合があります。自治体により補助内容が異なりますので、事前に調査が必要です。
 

●IT導入補助金
中小企業・小規模事業者が自社の課題に合わせてITツールを導入する費用を補助する経済産業省の取り組み。「ケアカルテ」ではシステム内で請求業務も完結できるため補助対象に含まれます。こちらは現時点(申請時点)でケアカルテを導入されていない方のみが対象です。


 

「ICT導入支援事業」の活用でコストダウンした事例

■常勤職員数が31名以上で100床の特養にケアカルテとハナストを導入
タブレット端末:iPhoneSE2 30台
インカム:OPENCOMM 30台

補助対象の条件を満たしているため、補助率は3/4
職員数が31名以上のため、上限補助額は260万円

金額はシミュレーション例となります

 

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