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Case Study

導入事例

申し送り機能で情報共有の時間を削減
〜申し送りノートと朝礼、業務日誌の廃止へ〜

医療法人 娯生会 介護老人保健施設 みどうの杜

ケアカルテ 導入時期 2018年11月
システム構成 PC:26台
モバイル:20台

●ケアカルテを導入前に困っていたこと

■お悩み①
以前は他社システム(前システム)を使用していましたが、PCではライセンスキーが必要であり、ライセンスキーの種類によって使用権限が異なっていた事から使用できるPCが限られておりました。
またライセンスキーを増やすことにコストがかかっておりました。

■お悩み②
前システムでは転記機能が少なく、記録作成と帳票作成や計画書作成など二重業務が生じておりました。

■お悩み③
前システムではカスタマイズ機能が乏しく、実際に現場で運用している表現や手法をシステム化することができませんでした。

■お悩み④
前システムではアフターフォローがなく、新たな開発情報や使用方法の情報を知ることができませんでした。


 

●ケアカルテを導入し、改善されたこと

■改善①
ケアカルテにはライセンスキーの概念がなく、個人のID・パスでログインできるため、自身のデスクを離れても必要な情報の取得や業務をすることができるようになりました。
また、PCへのインストールも台数制限がないため、施設内全てのPCでシステムの使用が可能になりました。

■改善②
転記機能に長けていて二重業務が減少しました。

■改善③
導入時に施設の実情に合わせたカスタマイズを行ったため、現場の運用をシステム化することができました。

■改善④
営業担当の方が小まめに連絡をくださり、ご提案やご案内をいただき使用方法の相談にのってもらえるようになりました。


 

●ケアカルテを導入前に使っていたシステムとの違い

■二重業務の解消
前システムでは使用権コストが5年毎に更新であったことに比べ、ケアカルテでは契約時のイニシャルコスト以降はランニングコストのみの支払いとなるため、長期的にみてコスト削減が可能になりました。

■朝礼、申し送りノート廃止
システムTOPページに掲示板や、スケジュール、申し送りなど必要である主要な情報が1ページに集約されているため、この機能を使い当施設では朝礼を廃止しました。
また職員間の申し送りノートや業務日誌も廃止し、ケアカルテ上で情報共有することでペーパレスや二重業務の削減に繋がりました。

■安心なセキュリティ
職員IDごとに閲覧箇所や出力箇所などの使用権限設定ができるため、管理者としてもセキュリティ面で安心です。

■書類作成業務の効率化
当施設は「超強化型老健」であり在宅復帰やベッド回転率が高いため、退所の都度サマリーや指導書等の作成業務があり時間外で行うことが日常でした。
ケアカルテ導入によって転記機能が充実したことにより、誰しもがすぐに資料作成できるようになりました。急変による医療機関への搬送時に必要であるサマリー作成を例に挙げると、約50分程度の削減が可能となり、ケアカルテ運用後は救急車到着までには用意ができるようになりました。削減できた時間は、実際のケアへ充てることができるため、ケアカルテを通して業務改善ができた一つの例になります。
 

●お薦めのケアカルテカスタマイズ事例

地域独自で使用している帳票が多く存在すると思いますが、ケアコネクトジャパン様に相談をするとケアカルテで帳票作成いただくだけではなく、転記など効率化まで提案して頂けるので非常に助かります。特に、市町村や県など同一の内容で書式が異なるケースも多くあるため、帳票から帳票への転記カスタマイズは非常に役立っています。
 

●ケアカルテで今後活用したい機能やサービスについて

複合機と連携をし、外部関係機関からの紹介状や計画書等をPDFで保管し検索等もできるようにし、さらなるペーパレスを促進させたいと考えております。


 

●施設、または地域の紹介、アピールポイント

■法人のポイント~江戸時代から10代に亘り、地域医療を支援~
我々娯生会は、江戸時代から始まり、長きに渡り地域医療を支えてまいりました。昭和に入り、時代の変化と共に9代目からは産婦人科医療として女性の一生に携わることとなり、その後、10代目が平成9年に開設した介護老人保健施設設立を機に介護福祉の分野にも支援の裾野を広げ、現在の女性の一生を通した問題である妊娠、出産、子育て、介護に携わり支援を行っております。福祉分野が加わったことにより宿場医者として行っていた原点に立ち、地域に根ざし、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう地域医療・福祉の拠点になるよう努めていく事を目指しています。

■地域のポイント
ユネスコ無形文化遺産に登録されている手漉き和紙「細川紙」の産地である、埼玉県唯一の村、東秩父村に所在しています。

■施設のポイント
かねてより在宅強化型老健でしたが、平成30年改定より超強化型老健となりました。
在宅復帰からターミナルケアまで積極的に行っています。
 

●ケアコネクトジャパンへの意見、要望

①タブレットでタッチペン署名の機能を実装してほしいです。
帳票へタッチペンで署名ができることにより、保管も含めペーパレスに繋がるためです。

②PCで電子ペンを導入し、手書き入力や画面に触れての選択が可能になってほしいです。
老健であることから医療サービスもあるため、診療時の所見等のペン入力機能、薬剤名や定型文の選択などもタッチであればなお簡単になると思います。

③医療面の記録管理にも力を入れてほしいです。
処方箋や指示など、医療向け電子カルテも参考にして頂きケアカルテに組み入れて欲しいです。
薬は新薬や後発品も続々と発売されるため、自身で定型文を作成するのでは追いつかないため、医療向け電子カルテと同様に標準にして欲しいです。

④メール機能や電子署名の機能がほしいです。

⑤居宅部門のタブレットに利用票・提供票の機能を実装してほしいです。

⑥老健指標や中重度者ケア体制加算、社会参加支援加算など加算算定に必要な集計・帳票を標準化してほしいです。
今後はCHASEやVISITと連携強化を期待しています。
 

お話を聞いた施設

医療法人 娯生会 介護老人保健施設 みどうの杜
サービス 介護老人保健施設、短期入所療養介護、 訪問リハビリ、通所リハビリ、居宅介護支援
住所 〒355-0375 埼玉県秩父郡東秩父村御堂1456-4
サイトURL https://www.mhp.or.jp/midou/

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